治療内容:病気について
こちらに記載した病気以外にも、診断・治療しています。気になる症状、心の疲れなどを感じたら、お気軽にご相談ください。
うつ病
日本では約5人に1人は、生涯のうちに心の病にかかるといわれています。
うつ病は「心のエネルギーが減った状態が長引いて、悪循環に陥り、そこから抜け出せなくなった状態」です。うつ病による悪影響を出来るだけ抑え、治療効果をあげるには、早く気づき、早く治療することが大切です。
次のような症状が2週間位上続いているなら、心の不調のサインです。
自分に当てはまる症状
- 睡眠障害(寝つけが悪い、途中で目が覚める、朝早く目が覚める、眠りすぎる)
- やる気が起きない
- わけもなく憂うつになる
- 以前楽しめていたことが楽しめなくなった
- 自分がいないほうがいいと思う
- 悲観的な方向ばかり考えてしまう
- 「自分が悪い」「迷惑ばかりかけていてすまない」と必要以上に自分を責める
周りから見た様子は?
- 元気がない
- 笑わない
- 食欲がない
- お酒の量が増えた
- 仕事のミスが増える
- 作業能率が下がる
- 今まで興味を持っていたことに、興味を示さなくなった
睡眠障害(不眠・睡眠異常)
日本では、一般成人のうち約21%が不眠に悩んでおり、約15%が日中の眠気を自覚しているとの調査結果があります。睡眠障害は不眠だけとは限らず、そのサインや症状は大きく分けて4つあります。
- 不眠
- 寝つけの悪さ、途中で起きてしまい再入眠できない、朝早く起きてしまう、熟睡できない
- 日中の過剰な眠気(過眠)
- 日中眠くてしかたない、居眠りをして注意をされる
- 就寝時の異常感覚
- 脚がむずむずしたり火照ったり、脚をじっとさせていられないためによく眠れない、夕方以降に悪化する。
- 睡眠・覚醒リズムの問題
- 適切な時刻に入眠できず、希望する時刻に起床することができない
自律神経失調症・心身症
自律神経は、内蔵の機能やホルモンの分泌など「自分で意識してもできないこと」すべてを司っている神経です。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」という正反対の役割を持つ神経があり、2つがバランスを取ることで、身体の機能を保っています。ところが、ストレスなどの刺激が長時間続くとこの2つの神経のバランスが崩れ、自律神経失調症になってしまいます。
自律神経失調症や心身症には、正式な病気の定義や診断基準があるわけではありません。なんとなく身体の調子が悪い、明らかに違和感があるけれど、検査をしてもしっかりとした原因が特定できないことが多いです。
起立性低血圧、過敏性腸症候群、偏頭痛、メニエール症候群、過呼吸症候群、機能性消化不良などの症状に当てはまることが多いです。
パニック障害
突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
「死んでしまうかも…」そんな不安に襲われながら救急車で病院に運び込まれるけれども、どこを調べても身体には異常はなく、そのうちに、あれほど苦しかった症状がウソのように消えている。そんな発作を何度も繰り返すうちに、発作のない時に予期不安や広場恐怖といった症状が現れるようになります。また、うつ症状をともなうこともあります。
月経前症候群(PMS)
月経の3~10日前には様々な身体的・精神的な不調が現れますが、その程度が正常な生理前に出る症状より重く、日常生活に支障が出る場合、月経前症候群(PMS)といいます。
イライラ、不安、緊張感、攻撃的な行動、うつ状態、疲労感,集中力・適応力の低下などの精神的な症状や、体重増加、顔や手足のむくみ、乳房の腫れ、おなかの膨れ、頭痛、関節痛、下痢などの身体的な症状が一定の周期で繰り返起こり、月経が始まるのと同時に症状がなくなるのが特徴です。
PMSの中でも、特に落ち込みやイライラといった精神症状が強く出る場合、月経前不快気分障害(PMDD)といいます。
その他、強迫性障害や認知症の診断、治療なども行っております。お気軽にご相談ください。